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時を架ける言葉

昨日から国語の関するコラムを書きながら、関連資料等を整理・見直し。
今までいろいろ企てては、試行錯誤の末、成立したものもあれば、まだ眠っているものもあります。

その中の一つ、長期にわたり今も眠っている企画は生徒の文章をまとめて冊子化=「文集」を創ること。

子供の頃、父方の一族で約二十年にわたり「文集」を創っていたことがあり、それが高じて(笑)、父母の銀婚式の際、兄弟三人で銀婚式記念の文集を創ったこともありました。

物心つく前から、文章を書かされる経験が多かったので、書くことへの抵抗感はなく、それよりも読まれることのプレッシャーが大きかったことを覚えている。
それなりの方々に配布していたので、結構なことを告知してしまう。

私の名前「研三」の由来も、父がたまたま研修会か研究会が三つ重なっていて、三男だから「研三」でええやろ(笑)って感じの経緯がユーモラスに書かれていたりした。

私が入学した高校には、それを知っている先生がおられ入学早々「お前か研三は!(笑)」みたいなことにもなった。

言葉・文は一旦出てしまえば、もう自分のものではなくなり、受け取り手のものになってしまう怖さもあるが、言葉や文にしたことで時間を超えて、つながりができる「温かみ」をその時に感じたように思う。

「書かざるものは存在しない」という言葉に背中を押してもらいながら、感じたり考えたりしている今を言葉にしておくことの重要性をうまく伝えたい。
そういう企てをこれからも考え続けていこうと思う。

せっかく塾に来てくれた生徒や保護者の方々に時間を超えて何かできることはないか、と探っている。

「時を架ける言葉」
を生み出せることにつながると本当に嬉しい。

一歩一歩!焦らずに頑張っていきます!


※本日に「マイベストプロ」大阪の自分のコラム欄に
タイトル:よく聞かれるシリーズ「国語ってどう教えるの?」〜好循環への大きな入口〜
をアップしました。
良かったらお読みください。

https://mbp-japan.com/osaka/seiran/

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